日本人の働き方とカナダ人のライフスタイル

By | 2014年4月14日
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「日本のビジネスマンたちは一体何のために生きているのか。」

カナダに来てしばらく経った頃、友人の1人にこう聞かれたことがあります。彼は日本の事に興味があり、いろいろと日本について調べた事があったそうです。日本の多くのビジネスマン、サラリーマンたちの働き方や生き方を知り、大いに疑問を感じたと教えてくれました。

日本人の働き方

「毎日遅くまで働いて、会社の同僚や上司と平日からお酒を飲み、家に帰るのは夜中。子どもたちは平日に父親と一緒に過ごすことは無い。週末は平日の疲れから子どもたちと遊ぶこともない。なぜこういう人生の過ごし方をしているのか理解できない。家族や自分の人生よりも仕事やお金が大切なんだろうか。

もちろん日本にいるサラリーマンが全員そうではないということはわかっている。しかしこういう生活を送っている人が多すぎる。

私も日本人の働き方や生き方について大いに疑問を持っていたので、いろいろと話をしました。

日本の多くのサラリーマンたちは上にあげたような生活を送っていると思います。もうすでにそういった生き方が「普通」になっていて、ごく一部の人達がこんな生き方をしているというわけではありません。

そういう生き方をしている人たちはそういう生活を好きでやっているのでしょうか。けっしてそういうわけではないと思います。では、なぜそのままの生活を続けるのでしょう。そう聞くとかえってくる答えはいつも同じです。

「そうするしかないから」

みんなそういう生活をしていて、そうしなければ生きられないから。子どもたちを養うため、子どもたちの教育のため、子どもたちを大学にいかせるため、家のローンを払うため、そうしなければならないからそうしているだけ。

例えば、子どもたちは大学まで行くことが出来たとします。その後社会に出て、自分と同じような人生を送ることになったとしたら、どう思うのでしょうか。それも「そういうもんだから仕方ない」で割り切れるのでしょうか。

カナダ人のライフスタイル

カナダで働く多くの人たちは、日本人のような働き方はしていません。毎日定時ピッタリに家に帰り、ゆっくりと平日の夜を過ごす。週末は家族や友人とどこかに出かけたり、家の裏庭で遊んだり、リラックスして過ごす。(そうでない人もいますが、一般的に。)

仕事の時間だけ仕事をして、あとは自分の人生を楽しむ。カナダに住んでいる人にとっては当たり前なシンプルな生活ですが、日本のサラリーマンにとっては「無理な」生活です。

確かに日本のようなきめ細かいサービスは期待できないですし、何をするのも適当です。ですが、どちらの生活のほうが人間らしい生活と呼べるのでしょうか。

前述の友人はこんなことを言っていました。

「彼らは子どもたちに金銭的な裕福さを与え、お金を与え、教育を受けさせ、とにかく大学に行かせる事が自分の義務だと感じていて、それが子どもたちにとっても一番良いことだと信じているようだ。そして、それを与えられないことは不幸だと思っている。それは大きな勘違いだ。」

子供にはお金を費やすのではなく、自分の時間を費やすべきだ。

子供にとって、自分にたくさんのお金をかけてくれた父親と、自分と沢山の時間を一緒に過ごしてくれた父親、どちらのほうが「いい父親」として心に残るでしょうか。

日本の労働環境は悪循環と惰性で今のような状況が出来上がっていると思います。誰もが変えたいと思っているけど、同時に変えるのは無理だとも思っている。だからこそ変わらない。一向に良くならない。それを「仕方ないこと」だと思っている。

たとえ選択肢があったとしても、それは「やりたくないこと」なので、その選択肢は自分から見えないことにして蓋をして、まぁしかたないと言っていつもの生活に戻っていく。

こういうことをツイッターなどでつぶやくと、「じゃぁどうすればいいんだ」というリプライをもらうことがあります。今の生活が満足でないのであれば、自分で変えるしかないです。どうすればいいかは自分でしか決められません。他の人に決めてもらおうと思っているようであれば、また同じ壁にぶつかることになるような気がします。

自分の人生を大切に使えるのは自分だけです。仕方ないの一言で諦められるほど自分や家族の幸せは軽いものではないはずです。日本に生まれたからといって、他の国の人たちのように幸せになってはいけないなんてことはないはずです。

本当にこういう人生を歩みたいのか、子どもたちに歩ませたいのか、いちど立ち止まってゆっくりと考えてみる時かもしれません。






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