カナダにとっては朗報?|エルニーニョの影響で今年の冬は暖かくなるとの予報

By | 2014年4月24日
10145688464_ae97f2f312_z
Pocket

 

数十年に1度かの寒さだった冬を耐え抜いたカナダにとっては朗報かもしれません。National Weather Serviceは、今年エルニーニョ現象が発生する可能性がかなり高いとの予報を発表しました。

エルニーニョが発生すると、北米は温かい冬を迎える傾向があります。寒い冬を経験した私達にとってはちょっとうれしくなるようなニュースですが、喜んでばかりいるわけにはいきません。

エルニーニョによる被害

エルニーニョ現象というのは、「太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて高くなり、その状態が1年程度続く現象」のことです。参考→こちら

エルニーニョは、世界中に様々な異常気象を発生させます。例えば、1997年春~翌年の1998年春にかけて発生したエルニーニョでは、東太平洋地域に、大規模な洪水、滑り、巨大なタイフーン、また逆に干ばつをもたらしました。アメリカでは、1895以降二番目に温かい冬を経験し、また、アメリカ南東部では多くの洪水が起こりました。

カナダにおいては、1997年には、西部に記録的な暖冬、東部には記録的な積雪が観測され、1998年には100年に一度の記録的なアイスストームが襲いました。

ice-storm-98_1

photo by Robert Galbraith / CP photo

ice-storm-98_2

photo by Robert Galbraith / CP photo

世界的に見ると、1997年から1998年に発生したエルニーニョが原因となった死者数は23,000を超え、被害総額は33兆円とも言われています。

2014年にエルニーニョが発生する?

オーストラリアのBureau of Meteorology (BOM)は、National Weather Serviceとは違った方法でエルニーニョの観測をしています。この手法はSouthern Oscillation Indexと呼ばれ、地域ごとの海水面の温度と気圧などを元に計算しており、ここでも「2014年にエルニーニョが発生する可能性は高い。世界はエルニーニョ現象の発生に備えるべきだ」と発表しています。

通常、エルニーニョはアメリカ西部に多くの雨をもたらします。今現在深刻な水不足を経験しているカリフォルニアにとっては朗報かも知れませんが、上記のように地球の他の地域では干ばつなどが発生する可能性があります。

やっぱり普通がいちばん

暖かい冬を迎えるのは喜ばしいことですが、同時に世界各地で異常気象が起こるのはちっとも嬉しい事ではありません。

例年より5度から10度も下回る気温がずっと続いた今年の冬よりもいくらかは過ごしやすい冬が来てほしいとは思いますが、やはりウィニペグにも例年通りの寒い冬が訪れることがいちばんなのかもしれませんね。

ソース:http://globalnews.ca/news/1286965/tired-of-the-cold-el-nino-predicted-to-warm-things-up/

enso-warm-episode-djf

エルニーニョによる影響。12月から2月。カナダ西側に温かい空気がかぶさっていることがわかる。image by NOAA / Climate Prediction Center






この記事を楽しんで読んでいただけたら、
下記のリンクをクリックしてランキングへのご協力をお願いします!

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ
Pocket