ColorとColour|アメリカ英語だけが正しい英語じゃない。

By | 2014年6月6日
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英語は世界約80の国や地域において、約5億1千万人もの人に使われている言語です。これだけの地域で使われている言語ですから、もちろん国や地域によって表現や言い方がかなり違うという事も多くあります。あれだけ国土の狭い日本においてでさえ、地域によって方言があり、言葉によっては全く通じなかったり全く逆の意味だったりすることもあるくらいですから、国が変われば言い方も大きく違ってくるのも当然と思えますね。

”正しい”英語

日本に多くある英語のテキストには、アメリカ英語を「正しい英語」として、他の国の英語表現を「間違った英語」として扱っている場合もあります。雑誌の特集などでアメリカ人が集まって、あの言い方は間違ってる、こういう言い方が正しいと雑談しているという記事も何度か見たことがりますが、こういった場合でもその英語表現はあくまでも「雑談している人たちの周りではこう言う」っていうだけであることが殆どです。

以前読んだ記事では、英語での友達との挨拶は、「what’s up」って言われたら「what’s up」って返すのが普通だと書いてありました。確かにアメリカではそういう事が多いようですが、これ、カナダの私がいる地域ではほとんど聞きません。アメリカではHi!のように使われているwhat’s upも、文字通り「最近どう?」って感じにとられるので、「not much」とかって返ってくることが多いです。

「トイレ」という単語ひとつとってみても、アメリカでは「Bathroom」や「Restroom」という言い方が良く使われていますが、アメリカの隣ここカナダでは、「Washroom」が一般的です。イギリスでは「Loo」という言い方もするという事も聞いたことがあります。どれも全て間違っているというわけではなく、どれもがその地域では正しい英語ですね。

“Color”と”Colour”

他にも、蛇口のことをカナダではtapといいますが、アメリカではfaucet、鉄道はカナダだと’railway、アメリカだとrailroadなど、意外と言い方が違うことがあります。

また、発音はほぼ一緒でもスペルが違うなんていうこともあります。「色」という単語は、カナダだとColourと書きますが、アメリカ英語だとColorです。

カナダとアメリカは地理的にも近いためか、全く違う!というほどの違いはないようですが、アメリカ英語とイギリス英語では言葉自体の意味が違うなんて事もあるようです。

意味の違いでトラブルも

かなり前の話ですが、ベビーシッターによる幼児虐待の事件がアメリカでありました。あるイギリス出身の女性に疑いがかけられたのですが、法廷での証言の際にイギリス英語で「赤ちゃんをベッドに置いた」と言ったところ、アメリカではそれが「ベッドに叩きつけた」というようなニュアンスの英語だったため、危うく罪が確定されてしまうところだったという事もありました。

ずいぶん前に聞いたニュースなので内容はちょっと違うかもしれませんが、同じ英語でも国によっては大きく意味が異なる場合もあるということを覚えておいてください。

最近はTOEICのリスニングに、アメリカ英語の発音だけでなく、カナダやオーストラリア、ニュージーランドの発音で話されているものもあるようなのですが、まだまだ「アメリカ英語が正しい英語」という風潮はあるように思います。

私たちが知っている英語だけでなく、もっともっと違う英語も存在するという事をしっかりと認識しておくことが必要ですね。






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