ニュースではわからない事

By | 2018年11月5日
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日々沖縄の基地や辺野古への移設問題はニュースを賑わせています。いくらニュースでその土地の事を見て聞いても、実際の事はその場所を訪れてみたり住んでみなければわからないというのが現実で、ニュースだけで知った気になるのは本当に危ないなと思う事が多いです。辺野古への移設問題にしても、米軍の基地に関しても、離れてニュースを見て感じる雰囲気と、実際に沖縄で感じる空気は大きく違いました。

沖縄には基地自体を本当に嫌っていて、すぐにでも出て行ってほしいと思っている人は間違いなく多くいます。騒音問題であったり、米軍に所属している人の犯罪であったり、基地がなければ怒らなかった問題が多数あるのは間違いないです。ただ、逆に基地があるおかげで生活が助かっている、裕福になっているという人も少なからずいます。自分の土地を米軍に貸しているので、仕事も何もせずに莫大な収入が入ってくるという人もいますし、米軍の基地の中で働いている人ももちろんたくさんいます。

なので、米軍基地はなくなれば沖縄の人が幸せになるのかと言えばそんな簡単な話ではないし、沖縄だけに負担させるのはおかしい!というのも逆にもっと米軍基地ができればいいのにと思っている人もいるのも確かです。これが現実。

ある地域の人たちが集まる会合に参加したことがありましたが、何人かの人は「うちの畑のそばにもヘリポート作ってくれればいいのに。そうすればかなり儲かる」と本気で話している人たちもいました。ヘリポートが作られると、その場所からある一定の範囲にある畑は補助金がでます。さらにもちろん畑としてもちゃんと機能するので、こっちとしては特に何もするわけではないのに収入が上がるわけです。いくら沖縄の為にならないとか、騒音がとか、何かあったときにどうするとかいう考えがあったとしても、そういういわゆるおいしい話が転がってきたら、食いつく人の方が多いのが現実だと思います。

お金を選択するという事を汚いように感じる人もいますが、やはりお金はどうしても必要です。目の前にそういう話を出されて、自分の信念と違うからと断れる人は少ないですし、お金を選択した人をだれも責められないのではないかなとも思います。

財政難が続いていた地域が、原発やごみ処理場などを誘致したことによって財政的に潤ったという話はよく聞きます。沖縄に来て間もないころ、いろいろな地元の人と辺野古の移設について話す機会があったのですが、本気で反対している人は一人もいませんでした。皆さんの話を総括すると、「普天間基地は市街地にあるので危険なのは間違いない。これは移設すべき。辺野古しか移設先がないのであれば海を埋め立てるのも仕方ない。沖縄の県民感情を落ち着かせるには政府から十分なお金がでればいいのでgは」というものでした。辺野古移設は仕方ないので、ちゃんとお金出してよ、という事ですね。

もちろんこれが沖縄の大多数の意見だとは言えないですが、そう思っている人も以外と多いです。こういう話ってニュースではなかなか聞かないですよね。

私には辺野古移設が正しいのか、沖縄に基地負担を強いているのが間違っているのか、正直はっきりとした答えはないです。ただ、やっぱりニュースだけでは本当の事をしるのは難しいなとつくづく思います。

 

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