カナダの医療事情(1) 無料の医療、長い待ち時間

By | 2014年2月16日
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カナダは国民皆保険制度を採用しているため、基本的な医療は全て無料(*1)です。病院に行って診てもらった場合、そこでお金を支払うことはありません。

処方箋をもらい、薬局でその薬を購入する時は自己負担となります。雇用主が何らかの医療制度を持っている場合がほとんどなので、購入金額の7割から8割は返ってくる場合が多いです。個人事業主の人は、別途公的な医療保険に入っていれば、同じように7割程度は返ってきます。

(*1)州にもよりますが、移民の場合は移民してから3ヶ月以降から適用だったり、ワーホリだと対象にならないという州もあるので、要注意です。この場合、旅行傷害保険に加入することをおすすめします。

医療費の心配をする必要はない

無料で医療が受けられるというのは、カナダにすむ大きなメリットのひとつだと思います。おとなりのアメリカは基本的に自由診療のため、保険に加入することができない人が医療を受けると、1時間の病院滞在で10万円以上の金額を請求されることもザラです。医療の基本的な心配をする必要がないというのは大きいですね。

国民(移民含め)全員が無料で医療が受けられるというメリットの反面、もちろんデメリットも有ります。カナダの医療水準は概ね高いと言われているのですが、とにかく問題なのは、待ち時間の長さ。救急車で運ばれたのに待合室で8時間待ちという話も聞きます。手術が必要な場合でも予約は非常に困難で、予約が2ヶ月先ということも多いようです。

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救急治療室は日本だと本当の急患のみ受け付けるようなイメージだが、カナダではどのような症状でも受け入れてくれる。ただ症状によってはかなりの長時間待つことになる。

徹底したトリアージシステム

このシステムは、「緊急度の高い患者を優先的に診察する」というトリアージシステムが確立されているからで、来た人から順番というわけではないのはしかたのないことかもしれません。あくまでも参考ですが、長女が高熱で救急治療室(ER)に行った際は、4時間待ち。長男が日本から持ってきた甘い風邪薬を飲み干してしまった時は、さすがに緊急度が高いと判断されたのか、20分程度で診察が受けられました。

医療費は無料で、常に迅速な診察が受けられるというのはなかなか難しい話なのかもしれませんね。

次回は日本とはずいぶん違う、カナダで診察を受ける際の一般的な流れについてご紹介します。

ちなみに、ERでは「今日はどうされましたか」という質問を最低でも3人の人から聞かれる事になります。まずは受付のトリアージで、その次に診察室に通されてから看護師の人に。そのあと実際に診察をする医師に。きっと、最初の記録だけで鵜呑みにして治療しないためとか色々理由があるとは思いますが、さすがに最初は「また1から説明かよ!」と思いました。






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