カナダの医療事情(2) ファミリードクターという制度

By | 2014年2月17日
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ファミリードクターという言葉は日本ではあまり馴染みのない言葉ですね。簡単に言うと、家族全員の主治医ということです。カナダで病院にかかる際の基本的な流れはこんなかんじです。

自分のファミリードクターに予約をとり、診察してもらいます。これは基本的にどんな症状でも同じです。例えば、最近胃が痛いなどの内科的な症状から、皮膚の問題でも何でも、まずはファミリードクターに受診します。*緊急の場合は救急治療室に直接行くか、ウォークインクリニックに行きます。

詳しく調べる必要がある場合は、ファミリードクターからの紹介で他の専門医がいる病院に予約を取り、診察してもらいます。

日本のように、自分で専門医を選んで受診するということは基本的にはありません。たとえ自分で症状や原因が把握できていて、すぐにその専門医のところに行きたくても、ファミリードクターからの紹介がなければ診察すらしてもらえません。

基本的に医療はファミリードクターを通して行う

原則的には、ファミリードクターが全て家族の健康状態や過去の治療履歴を持っていて、すべてそのファミリードクターが窓口となってくれるという考えです。全て把握してくれるのであればいい気もしますが、このシステムにはいろいろと不満もあります。例えば、日本のように年に一度受けるような健康診断は存在しません。何らかの問題があると考えられる場合にのみ検査を行うということになり、健康そのものの人を検査すると違法になる場合もあるらしいです。なので、たとえファミリードクターに「健康診断受けたいんですけど」と言ってみても、「君はまだ若いし健康そうだから必要ないよ」と言われて断られてしまうこともあります。

また、根本的な問題としてあるのが、ファミリードクターの不足です。例えば、カナダに移住してすぐファミリードクターを探そうと思っても、新規の患者を受け入れているドクターがいなくて、しばらくファミリードクターが見つからないなんていうことも頻繁にあります。市の担当に聞けば、その時点で新規患者を受け入れているドクターを教えてくれます。

高い親切な医療か、無料の融通の付かない医療か

隣のアメリカの場合、診察や治療は非常に高いですが、その分親切で丁寧。やりたいことをしてくれる。その逆にカナダは無料な分、自分でやってほしいと思うことはやってくれなかったり待ち時間が長かったりと色々問題もあります。アメリカとカナダの中間くらいがいいのかなとも思いますが、健康や医療に関することはそう簡単に行かないのかもしれませんね。

とにかくどこにいても健康が一番大切だってことですね。

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友人撮影。ウィニペグ市内から車で1時間ほどのところにあるビーチの夕暮れ。晴天の日、対岸に沈む夕日は本当に美しい






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