カナダ政府、投資移民と起業移民プログラムの廃止を発表

By | 2014年2月18日
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カナダ移民局は2月11日、投資移民プログラムと起業移民を廃止する予定であることを発表しました。公式な理由は、「膨大な量の未処理の申請書を一旦白紙にし、新たに現在のニーズに合ったプログラムを導入する方針」であるためだそうです。(現時点での未処理の申請書、バックログは6万5千件、そのうち4万5千件が中国からのもの)

投資移民プログラム
160万カナダドル(約1億3千万円)以上の純資産を所有しており、その半分の80万カナダドルをカナダ政府に無金利で投資(5年後に返還)できる人を対象にした移民プログラム。

起業移民プログラム
過去に会社を経験したことがあり、カナダでも一定規模以上のビジネスを所有する予定である人を対象にした移民プログラム。

上記のとおり、カナダへは80万カナダドルの無利子投資で永住権の取得を保証していました。ちなみに英国やオーストラリア、ニュージーランドではこの額は500万ドルから1千万ドルに設定されており、さらに永住権取得の保証もないそうです。

この両方の移民プログラムは、カナダ経済を活性化するために30年前に設けられたものですが、現在のカナダの経済状況とは全く違う状況下において導入されたもので、現在のニーズに合っていないのが現状です。また、政府の目論見よりもこの投資移民がもたらしたカナダ経済への恩恵はごく限られたものであったそうです。(事実として他の技術移民の人と比べると払っている税金が少なく、また英語能力に関しても低い傾向がある。)

この「カナダ永住権をカネで買うシステム」は以前からカナダ人国籍の価値を下げるとして批判の対象にもなっており、廃止を歓迎する声がある一方、カナダ政府による中国人の締め出しだという指摘もあるそうです。

時代にあったシステムに移行していく

お金で永住権が買えるというのは確かに時代遅れだったような気もします。オーストラリアなどの国も同様の制度を導入していた時代もありますが、とっくに廃止されています。「お金を持っている人を受け入れる」のではなく、「今後カナダ経済に貢献できるスキルを持った人物を受け入れる」という方向にシフトしていくのは理にかなったことだと思えますね。






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