ワークパーミット取得の流れ

By | 2011年11月15日
Pocket

ワークパーミットの申請方法について

ワークパーミットの取得というのはとても複雑そうに感じますが、それは初めてのことで、どれが正しいのかわからないからそう感じるというだけで、実際は意外と単純明快です。ビザのサポートを行っている会社のホームページを見ると、「とても複雑ですので個人で行うのは大変」「間違えるとビザが下りなくなってしまう場合も」などと不安をあおる文句が書いてありますが、そんなことはありません。私も最初は不安で、申請書のチェックだけでもお願いしようかと考えていましたが、チェックだけで600ドルというわけのわからない高額だったので、やはり自分でやってみることにしました。

これからワークパーミットを取得しようとしている方に参考にしていただけると幸いです。もちろん、カナダ労働局や大使館での審査基準はわかりませんし、人によって提出しなければいけない書類はさまざまだという点をご理解ください。

1.前提

カナダでのワークパーミットの申請にはまず雇用主から正式なオファーをもらっているということが必要です。
ワークパーミットを取ってから雇用主を探すという事ができればいいのですが、あくまでも就労ビザは「正式なオファーが出ている会社で働くことができる」というものなので、雇用主なしでは申請することができません。(ワークパーミットにもちゃんと会社名が記載されて、「この会社でしか働けません」という項目があります)オファーの内容も、短期ではなく長期、一時的な雇用ではなくパーマネントでフルタイムでなくてはいけません。

2.LMO(Labor Market Opinion)の取得 (4~5週間)

雇用主から正式なオファーが出てから、ようやく就労ビザの取得に向けて動き出すことができます。ただ、まず最初に動かなければいけないのは、雇用主。カナダ労働局から「外国人雇用の許可(Positive Labor Market Opinion)」をもらわなくてはいけません。これは、カナダ人の雇用を守るためにあるもので、まずその職に対して現地のカナダ人を雇用することができないか、そのほうが妥当ではないかという点を確認されます。雇用主が提出するLMOの申請書には、
・カナダ人ではなく外国人を雇用する理由
・どのくらいの期間求人広告を出したか
・どこに求人広告を出したか
・どのくらい応募があったか
・その結果なぜこの人物が採用されたか
など、細かく情報を乗せる必要があります。ちゃんとまずカナダ人を雇用するよう努力したが、その結果外国人を雇用するのが妥当だった、という理由をカナダ労働局に示して納得してもらうということです。この申請書が労働局で確認調査され、結果が雇用主に伝えられます。その際、LMOナンバーなるものが発行され、この番号をワークパーミットの申請書に記載することになります。

3.ワークパーミットの申請 (在日カナダ大使館だと3~4週間)

Positive LMOが発行されて、ようやくワークパーミットの申請ができます。提出する書類は、チェックリスト、ワークパーミット申請書、雇用主からのオファーレター、ファミリーインフォメーションと、写真二枚、申請料、それとその他のドキュメントです。実際に重要なのは申請書自体ですが、その他のドキュメント(Supported Document)の存在が重要です。私が同封したのは、以下のとおり。

  • 職務経歴書
  • 過去6年間の在職証明書(以前の会社にこれをもらうのはちょっと大変でした)
  • 大学の卒業証明書
  • サイン済みの雇用主との雇用契約書

ちなみに、私は当初妻と子供の一時滞在許可証の申請書も必要だと思い、全員の申請書も同封しましたが、「日本人は一時滞在許可証の申請は必要ない」という理由で一度返信されてきました。チェックリストには一時滞在許可証も必要、といった記述があったのですが、これはビザがないと渡航できない国の国籍を持っている人のことらしいです。あとはカナダ大使館からの連絡を待つのみです。

もし大使館側で申請者に質問があれば、申請書に記載したメールアドレス宛にメールが来ます。私の場合、以前カナダに6ヶ月×2回滞在したことがあったので、その際のビザのステータスや、申請した際にカナダにいたので、その際のビザのステータスの確認のためのメールでした。
可否の連絡は、メールもしくは郵送で届きます。申請書にメールアドレスを記載しておけば、そこに連絡が来ることになります。PDFが送られてきて、最初の一文が「Your work permit application has been approved」とあれば許可が下りたということです。間違えがちなのは、この手紙はあくまでも、「申請書が許可された」というものであり、ワークパーミットではありません。ワークパーミットは、カナダ入国時に入国管理官が、さまざまな情報(LMOやPermitの許可など)を元に発行するものです。

4.カナダ入国、ワークパーミットの発行

カナダに入国する際、通常の入国審査だけでなく、別室に行くように指示されます。ここで入国管理官がパーミットを発行することになります。LMOとカナダ大使からの手紙と家族全員のパスポートを渡し、書類を作成してくれるのを待ちます。ワークパーミットの有効期限も入国管理官が決めるのですが、これは基本的にカナダ大使館からの手紙に記載された「有効期限」をベースに決定されます。また、同行した家族に対しては、ワークパーミットと同じ期間だけ有効な「一時滞在許可証」が発行されます。18歳未満は18歳以上の人に発行される許可証に「同行者」としてリストされることになります。これで晴れてワークパーミットの取得完了です。

難しそうに感じますが、手続き的には意外にそうでもないです。
ビザのサポートまでしてくれる雇用主さえ見つかれば、あとは単なる書類の手続きです。カナダ大使館が電話での個別質問を受け付けていないのでちょっと不便には感じますが、必要なことは基本的にホームページにすべて記載されています。金銭的に余裕のある方は業者の方にお願いするのもよいかと思いますが、自分でも十分可能です。






この記事を楽しんで読んでいただけたら、
下記のリンクをクリックしてランキングへのご協力をお願いします!

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です